前述のエピソードのように、証券会社がブラックだと言われているイメージは多々あります。
一般的に証券会社がブラックだと言われる要素
ブラックと言われる要素は、以下の3つに分けられます。
・ノルマがきつい
・残業が多い
・ストレスを抱えやすい
それぞれ見ていきましょう。
ノルマがきつい
ノルマがあることは悪いことではありません。
適正なノルマは成長の糧になりますし、企業にとって利益を得るための利点が多くあります。
しかし高すぎるノルマ設定は達成が難しく、ストレスを抱える原因の1つです。
また、ノルマが達成できなかった際の周りの反応が厳しいだけだと、ノルマがきついと感じます。
残業が多い
証券会社の営業方法の一つに、個人を対象としたリテール営業があります。
個々の顧客それぞれに合ったプランを練り、納得してもらって資産運用をしていただくには、努力と忍耐が欠かせません。
そういった業務をこなすために、例えば、時間外や休日の営業もしなければノルマが達成できない、
また、営業活動以外に情報収集や分析、書類作成や打ち合わせの他、事務処理等まで行わないといけないといったイメージがあります。
ストレスを抱えやすい
証券会社の営業員は顧客の保護と信用の向上を図ること、営業活動を適正に行うことが強く求められており、
重大な社会的責任を負っています。そういったことが時には精神的なストレスになる場面があります。
そのような場面で、社内の人間関係が悪く適切なフォローやフィードバックが受けられない、あるいはリフレッシュできる環境がない場合はストレスがたまる一方です。
全ての証券会社がブラックではない
悪いイメージが目立ってしまっているだけで、全ての証券会社がブラックではありません。
厚生労働省が行った調査では、金融業・保険業の離職率は9.3%でした。
(厚生労働省 「令和3年雇用動向調査結果の概要」2 産業別の入職と離職:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/22-2/dl/kekka_gaiyo-02.pdf)
9.3%の離職率は調査された16の産業中、4番目の低さです。
証券業界が突出してブラックではないことがわかりますね。
また、証券会社にもワークライフバランスを大切にしている、ホワイトな企業もあります。
広田証券はワークライフバランスを大切に考え、「無理をしない営業」
(https://hirota-sec-recruit.com/works/)を展開している会社です。
成績や成果はもちろん大切ですが、ノルマを緩やかにすることで「お客様本位」の実現に取り組んでいます。
次章では、ホワイト企業の特徴と見極めるポイントを見てみましょう。