証券外務員資格とは? 種類や取り方を解説
外務員とは、金融機関などで働き、顧客に金融商品やサービスの提案や営業を行う職種です。
証券会社の外務員の仕事や資格について、詳しく見ていきましょう。
■証券会社で働く外務員とは
証券会社で勤務し、顧客に株式や債券、投資信託などの金融商品を提案・販売する営業担当者です。
外務員として働くには「外務員資格」が必要ですが、資格を持っているだけでは外務員はできません。
証券会社などに入社し、金融庁に登録してから活動します。
■外務員資格とは
外務員資格試験とは、外務員としての資質確保のために日本証券業協会が実施している試験です。
外務員になるには、金融商品取引業者に入社し、証券外務員資格を取得して氏名を金融庁に登録しなければいけません。(参照 金融商品取引法(昭和二十三年法律第二十五号):https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=323AC0000000025)
また、外務員の信頼性確保と資質向上のために「外務員資格更新研修」も実施しています。
日本証券業協会の規則に定められた一定の期間内に、外務員資格更新研修の受講・修了が必要です。
(参照 日本証券業協会「外務員・基礎試験」外務員:https://www.jsda.or.jp/gaimuin/gaiyou.html)
証券会社の仕事のうち、ブローカー業務やセリング業務は、投資家との直接的な取引や販売を伴うため、必ず外務員資格が求められます。
証券会社の仕事については「証券会社とは?仕事内容と得られる経験を解説!」(https://hirota-sec-recruit.com/blog/experience/)もあわせてご覧ください。
■外務員の種類
証券会社で働くために必要な証券外務員資格には、
・証券外務員一種:外務員の全ての取引
・証券外務員二種:外務員の一部の取引
があり、業務可能な範囲が違います。
詳しくは、「入社後に取得しても大丈夫!?証券会社で働くために必要な資格を紹介!」(https://hirota-sec-recruit.com/blog/qualification/)で紹介しているので、ぜひご覧ください。
■外務員資格の取得
現在実施されているのは、一種外務員資格試験と二種外務員資格試験です。
試験は土日、祝日、年末年始休業を除く通年実施しています。
誰でも受験可能(二種外務員資格を保有していなくても、一種外務員資格試験の受験が可能)です。
過去2年の一般受験者のそれぞれの合格率は下記をご覧ください。
・一種外務員資格試験:71.3%(2023年度)70.5%(2022年度)
・二種外務員資格試験:65.6%(2023年度)70.5%(2022年度)
(参照 日本証券業協会「外務員・基礎試験」外務員資格試験:https://www.jsda.or.jp/gaimuin/shiken.html)
就活には外務員資格が絶対に必要とは限りません。
証券会社では証券外務員一種の取得が求められますが、入社後に取得可能な証券会社もあります。
次章は、入社後の資格取得が可能でサポートも手厚いおすすめの証券会社「広田証券」の紹介です。